京都府 宇治。ZENの文化が生まれたこの地で、1830年頃から鳴物仏具を作り続けてきた南條工房。加工時に出る素材の再利用や役目を終えた鋳型を崩し素材の土に戻す、そんな循環するものづくりが当たり前のように行われてきた。敢えて揺らぎをなくし、澄んだまっすぐに伸びる音色だけを届けるために素材の配合や伝統技術にこだわり、型作りから一貫して手作りで製造している。
南條工房の音へのこだわりは、仏具の枠を超えたメディテーション、ヨガ、リラクゼーションなど、心を整える手段として多くの人の心に響いている。京都という地で工房と寺を巡りながら、ZENに触れる今この瞬間を楽しんでいただきます。
日本で広く信仰される仏教の教えに基づき、先祖への礼を伝える際に用いる仏具「おりん」をつくる工程を見学し、寺院で修行僧の体験をしながら日本の仏教に触れてZENの文化と京都 宇治地域を深く体験していただきます。
1830年頃創業、鳴物仏具を作り続けてきた南條工房の7代目。 先々代から続く音への強いこだわりは、佐波理という素材の独自配合を研究し澄んだまっすぐな音を追求してきた。 2019年からはおりんの音色をもっと身近に届けるためのブランド「LinNe」を立ち上げ、日々の生活の中で仏具としても、仏具以外にも自由に使えるプロダクトを世界各国に届けている。