約2000万年前の火山の恵みにより生まれた金山の島、佐渡島。小さな島に貴族、武家、町人など多くの人が集まり、400年前から日本をはじめアジア諸国の文化と技術が集積された。
江戸時代には日本の財政を支えた島内には、小さな国家のような多様な文化が根付いている。それは金山を中心とした街であり,人々の食を支えた棚田であり、日々の営みを支えるものづくりの多様性にも表れた。
金山から排出される土は「無名異」と呼ばれ1800年代には止血剤などの漢方薬としても利用された歴史を持つ。この土を原料に焼き固められた無名異焼は、叩くと鉱物のような鋭い音を鳴らし、使い込むほどになめらかな艶を増す。
日本の縮図といわれるほど多様性に富んだ場所、佐渡のものづくりを豊かな自然や食と共に感じていただきます。
小さな島の中に、400年前からアジア諸国の人と文化が金山へと集まった佐渡島。 国連が認めた世界農業遺産の棚田や130年続く窯元「国三窯」を巡りながら、日本の縮図といわれるほど多様性に富んだ豊かな自然や食、文化を体験していただきます。
130年続く無名異焼窯元の四代目。金山からとれる、鉄を多く含む無名異という土を使った無名異焼は、叩くと金属のような音を響かせるほどの硬度をもつ。特徴的な朱色は釉薬を用いず、素材本来の色は使い込むほどに艶を増す。
廃校となった小学校を、地域のシンボル・交友拠点として活用する体験交流施設を運営。400年かけて先人が残した棚田を、手放すのではなく伝え残すため活動を続ける。年間を通して多く人が訪れる棚田は絶景。